夏になると感じる先代猫の気配

先代猫の思い出
TS3A0185
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先代猫のエルは、

台所の流しの蛇口からお水を飲むのが好きな子でした。

私が台所に立っていると、

「お水飲みたいよ」と、

私の膝の後ろとか、ふくらはぎに、チュッと鼻を付けます。

この時の、エルの鼻の質感とか、ヒゲの当たるくすぐったさとか、

今でも感じる時があるんです。

振り返ると誰もいない。

そういう時は、

見えないけれど、エルがいるんだなぁって思います。

本当は、いつでもいるんだろうけれど、

夏になると、薄着になって、

素足でいることが多いから、余計に感じるのだと思います。

今は、うちには8匹も猫がいるので、

振り返ると、本当に誰かいる時もあります。

誰かいる時と、誰もいない時。

鼻がチュッて触れる感じ、ヒゲのくすぐったい感じ、

どちらの時も同じなんです。

エルが亡くなってから、

姿が見えたことは一度もないです。

夢も、ほとんど見たことがない。

でも、そこにいるんだなって思うことは度々ある。

いつもいっしょな気がします。

最後まで読んでいただきありがとうございます。

それではまた。

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