最近、「猫が30歳まで生きる日」という本を読みました。
宮崎徹さんという人間のお医者さんが書いた本ですが、猫の腎臓病について書かれています。
著者の、「治せない病気を治したい」という思い、
たくさんの人とのご縁、人との縁がもたらす幸運、
奇跡のような偶然…
そしてついに、「AIM」というタンパク質で、
猫を腎臓病から救える日が来たのです!
私は、この本を読み終えた時泣いていました。
心の底から感動したからです。
この本の中には、著者の研究を支えたたくさんの人が登場するのですが、
その中でも、特に印象に残ったのが、
著者のバーゼル研での研究を100%財政支援をしていたという
ロッシュの会長の “パウル・ザッヒャー” という人のことをこのように書いてあったところです。
彼は科学を芸術ととらえ、
「その成果は全人類のためにある」という崇高な考えを持っていたが、
それはまさに彼が芸術家だったからありえたものだ。
私は、この部分を何度も何度も読み返していました。
多くの人がこのような考え方を持てたならば、
世界はもっと素晴らしいものになるのではないか、と思いました。
私はこの本を、猫を愛するすべての人に読んでもらいたいと思いました。
いや、猫うんぬんじゃなくて、一人でも多くの人に読んでもらいたいと思いました。
印税の一部は、猫と人間の腎臓病研究などの費用に充てられると知り、
この本を買ってよかったなと、大変嬉しく思っています。
最後まで読んでいただきありがとうございます。
それではまた。
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