今日は思い出ばなしを一つ。
野良猫だったどんぐりと、先住猫のエルが仲良くなるまでのことを書きたいと思います。
遡ること16年前の、2005年11月。
家の周りで野良生活をしていたどんぐり。
少し前から庭先でお世話をしていたのですが、
本格的な寒さがやって来る前に、
ついにどんぐりをうちの子として迎える決断をしました。
当時、我が家には、9歳の男の子猫のエルがいました。
初めての多頭飼いということで、それはそれは気を遣いました。
最初は完全に部屋を分けて、少しずつ対面させて、
私がついている状態で、2匹を同じ部屋でフリーにさせて…と、
本当に慎重に慎重に慣らしていきました。
どんぐりを家に入れてから3ヶ月くらいが過ぎたある日のこと、
エルとどんぐりのいるスペースを仕切っていた襖をほんの少しだけ開けて、
ちょっとだけ家を留守にしました。
しばらくして帰宅して、車を車庫に入れている時、
ふと窓に目をやると、別々にしていたはずのエルとどんぐりが、
2匹並んで、私が車庫入れしている様子を見ているじゃありませんか!
「え~~~っ!!」と驚いて急いで家に入り2匹の元へ駆け寄ると、
なんのことはない。
2匹は仲良くいっしょに過ごしていました。
あの時は本当に焦りましたが、
2匹の落ち着いた様子を目にして、
「あ~、この子たちもう大丈夫だ~~♡」と安心したのを覚えています。
それからは、もう部屋を分ける必要もなくなり、
エルとどんぐりはいつもいっしょに過ごすことになりました。
エルとどんぐり、窓越しに対面
家の中から見ているのがエル、外にいるのが野良時代のどんぐりです。
どんぐりが家の中でフリーになって
警戒しつつ、様子をうかがうエル
どんぐりは部屋の中が気になっている様子
エルくんに見られてますよ
ジーーーッ、気になる
「コイツ、なんか態度デカくない?」と、言いたげなエル
けん制し合う2匹
ここから2匹並んで私の車庫入れを見てたんですよ
「車ぶつけるニャよ」
私の心配をよそに、半年後にはこうなってました(笑)
なんか偉そうなどんぐり
先輩を枕にして寝てます
エルくんスヤスヤ
どんぐり爆睡
一人ずつベッドで寝ていると思ったら…
よく、一つのベッドでむぎゅむぎゅになっていたっけ
どんぐりはエルの真似ばかりして、
仲良く並んでお水飲んだり
おんなじ格好でこたつの中で寝ていたり
人間用のお布団の上で寝るのも覚えました
この時、エル9歳、どんぐり推定2~3歳。
大人の猫のオス同士。
仲良くなれるか本当に心配でした。
エルが反抗的になったり、どんぐりもなかなか触らせてくれなくて、
両方から引っ掻かれて凹んだこともありました。
本当に慎重に慎重に慣らしていったのに、
最後は、思わぬ形で仲良くなってしまったエルとどんぐりなのでした(笑)
懐かしい思い出ばなしにお付き合いいただきありがとうございました。
それではまた。
コメント