何十年も前の事なのに、未だに忘れられないことがあります。
あれは確か、私が幼稚園児だった頃、
ある休日に、父と二人で田んぼにおたまじゃくしか何かを取りに行った時のこと、
自転車を押す、一人の年配の男性に遭遇しました。
荷台にはみかん箱くらいのダンボール箱がくくりつけてあります。
父と何やら話し始めた男性は、箱の中には猫が入っていると言い、
「この猫は悪い猫なんだ」と、
あろうことか、猫が入っているというその箱を、川の中に投げ入れたのです。
子供だった私は、知らない大人に何か言えるはずもなく、
ただただ、「助かって!」と祈ることしか出来ませんでした。
すると、その願いが通じたのかどうかはわかりませんが、
いくらも経たないうちに、猫は自力で箱から脱出して、
泳いで川の向こう岸へと辿り着いたのでした。
私は、その一部始終を、ただ見ていることしか出来なかったけれど、
その時の光景、その時の感情は今でもはっきり覚えているのです。
今だったら、男性の行為は犯罪ですが、
当時は法律も無く、動物愛護に対する人々の意識も
今よりずっと低かったんだろうと思います。
法律が整備されて、人々の意識も変わってきた今でも、
動物に対して、酷い事をする人はいます。
私の知り合いには、ゴミ置き場にゴミといっしょに捨てられていた子猫を助けた人がいます。
犯人は近所の住人で、片っ端から野良子猫を捕まえてゴミといっしょに捨てていたそうです。
そんな酷い事例を知ると、本当に心が痛みますが、
そんな中でも、いろいろな方のブログなどを拝見していると、
小さな命が救われて、繋げられていることを知ることが出来ます。
世の中には本当に優しい人がいるんだなぁって…
まだまだ十分ではないかもしれないけれど、
日本人の動物愛護の意識は底上げされている!と私は信じています。
上の写真は、アニマルエイドさんの猫さんです。
以前に遊びに行った時に撮影させていただきました。
たくさんの猫さんが、運命の里親様が現れるのを待っています。
↓ ↓ ↓
社)アニマルエイド 事務局&みんなの日記 (ameblo.jp)
最後まで読んでいただきありがとうございます。
それではまた。
コメント