先住猫の絆

猫の病気

おじいちゃん猫のどんぐりが肺炎をおこして、特に具合が悪かった数日間、

私は夜は、どんぐりのそばで寝るようにしていました。

とはいえ、どんぐりが玄関のタイルの上で寝たがるので、

さすがに私は玄関で寝るわけにはいかず、

玄関からすぐの部屋で、部屋から玄関が見える位置で横になることにしました。

目を閉じてはいたけれど、眠れていたのかどうか…

うつらうつらしていると、ペロペロと私の手を舐める者がいました。

目を開くと、そこにはむーちゃんの姿が。

むーちゃんが、「どんくん大丈夫かな?」と言っているように感じました。

むーちゃんに促されて、二人でどんぐりの様子を見に行きました。

苦しそうに横たわるどんぐり。

心配そうに見つめるむーちゃん。

仲良しとはいえない2匹でしたが、それでも、

なにか、“絆”のようなものを感じた不思議な夜でした。

最後まで読んでいただきありがとうございます。

それではまた。

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